2007年4月27日金曜日

wisdom: 医療や建設などへの適用でRFIDの可能性を広げるセラミックスICタグ

 RFIDの利用拡大が期待される中、「RFIDができること」ではなく「RFIDでしかできないこと」の発想でICタグの研究開発とソリューションの提供に取り組むベンチャー企業がある。KRDコーポレーション社長の小松弘英氏は「RFIDの意義はデータ保全にあり、データを毀損しないことがRFID普及のポイントになる」として、耐久性や耐熱性などに優れた特性を持つ独自のセラミックスICタグを開発。従来のICタグでは困難だった加熱殺菌や薬品洗浄が必要な手術器具の管理に活用されるなど、RFIDの可能性を広げている。

http://www.blwisdom.com/rfid/krd/

WBB Forum: 連載:RFIDの基礎と最新動向 (10) 第10回 複数コードの混在運用を目指すマルチコード相互運用プロジェクト

本連載「RFIDの基礎と最新動向」では、2006年から各種産業分野で本格的な運用事例が目立ちはじめたRFIDの基礎から応用例、最新動向までを取り扱います。第10回目は、異なる3種類のコード体系が記録されたRFIDタグを、混在して利用できるプラットフォームの実証実験プロジェクトをレポートします。
複数コードの混在運用を目指した経産省の実証実験

 このプロジェクトは、経済産業省 「平成18年度エネルギー使用合理化電子タグシステム開発調査事業」(電子タグ実証実験事業)のテーマ2「マルチコード相互運用プロジェクト」として、Auto-IDラボ・ジャパン、ユビキタスIDセンター、日本ユニシスの3者により行われました。

http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20070426/416

LNEWS: 豪国防省/航空物資輸送に初のRFID利用

豪州国防省(ADF)は4月11日、RFIDを装着した初の物資を豪州シドニー・マスコット(Mascot)空港から中東まで航空輸送した。タグを使った自動貨物追跡システムは、ロッキード・マーチン・グループ傘下のサヴィ・テクノロジー(Savi Technology)が提供した。

RFIDは能動型で、パレットとコンテナに装着した。今回の輸送は、米国国防総省、NATO、英国軍などによって運営されている無線トラッキングのネットワーク化を進める狙いもある。

出発セレモニーで、ADFは「今回の共同プロジェクトにより、われわれは貨物情報の詳細を把握する『トラック・アンド・トレイス』の世界的システムの確立に向け、大きく前進することになった」との声明を発表した。

サヴィ首脳は「ADFは、RFIDシステムの恩恵を最大化させるという点でリーダー的な存在。当社も、ADFと協力して、相互運用が可能なネットワークの共有化を進めていこうとしている」と述べた。(翻訳)

http://www.lnews.jp/2007/04/22960.html

LNEWS: 日本HP/日通新拠点にUHF帯RFID荷物管理システム構築

日本ヒューレット・パッカード(株)は4月19日、日本通運(株)が開設した物流拠点「品川トランクルーム」に、4社のパートナーとともにUHF帯RFID(無線ICタグ)を活用した荷物管理システムを構築した、と発表した。

品川トランクルームは、海外赴任中や増築・改築中の家財や、使用頻度の低い財産など、首都圏エリアの顧客の大小の荷物を一時的、長期的に保管するサービス拠点。

小型のコンテナ(ネステナ)単位で荷物を管理し、1万2713.94㎡に約8000基のネステナを保管。このため、広範囲に多数のネステナが存在する状況でも、確実、迅速に各ネステナの委託元、所在、荷物の内容などの情報を管理できるシステムが必要だった。

日通では、これらの課題を解決するためにUHF帯RFIDを採用。長距離での読み取り性能に優れ、広範囲なエリアでもタグ情報の効率よい読み取りが可能。

日本HPは、これまでのRFIDシステムインフラのノウハウを活用し、システム構築を短期間で完了した。

http://www.lnews.jp/2007/04/23008.html

@IT: 第3回 OさんはいかにしてRFIDプロフェッショナルとなったのか

西村 泰洋
富士通株式会社
ビジネスインキュベーション本部
開発部
RFIDビジネス
担当課長
2007年4月9日

現在、急激に成長を続けているRFIDシステム構築。本連載はRFIDシステムエンジニアと名乗れるプロフェッショナルになるためのバイブルである(編集部)

 本連載では、RFIDプロフェッショナルになるために必要な2つのトレーニング—「RFIDシステムの基礎トレーニング」と「業務分析・利用シーン想定のトレーニング」—について解説してきました。

 今回は、1人の業務システムエンジニアがRFIDプロフェッショナルになるまでの道のりを紹介したいと思います。読者の皆さんにも、より身近に、より具体的にそのステップが理解いただけるものと考えています。

 Oさんは、2006年11月にRFIDビジネスの拡大に向けて私のチームに配属になりました。もともとは業務システムエンジニアであり、SEとしてさまざまなシステム構築の経験をしていました。しかし、配属された段階では、RFIDについて単語レベルで認識しているだけでシステムの詳細を理解していませんでした。

 配属から約4カ月(本稿執筆時)、Oさんは大手企業のRFID導入支援を担当するなど、お客さまから見てもRFIDシステムプロフェッショナルとして活躍しています。

http://www.atmarkit.co.jp/frfid/rensai/pro/pro03/01.html

@IT: EEPROM搭載タグとFRAM搭載タグを比較する

長井 英一
富士通株式会社
電子デバイス事業本部
システムマイクロ事業部
カスタムマイコン設計部
プロジェクト課長
2007年4月17日

新しいタイプのメモリがRFIDタグに使われるようになってきた。これまで一般的だったEEPROMを搭載したRFIDタグと何が違うのか。また、チップベンダの戦略を追う(編集部)

 RFIDとは、無線通信を利用し、遠距離にある「モノ」を、非接触で認識させる技術である。RFIDは、データを蓄積するICにアンテナが接続された RFIDタグとリーダ/ライタとの間で無線通信し、データ交信を行う。通信距離は、周囲の環境、RFIDタグやリーダ/ライタの特徴・性能によるところが大きい。

 従来のバーコードと異なる点は、RFIDタグが外から見えなくても交信が可能であること、蓄積される情報は大量かつ電気的に書き換え・追記可能であることが挙げられる。さらに、複数個認識、盗難防止機能を備えており、バーコードとは違ったユーザーメリットを提供する。

 本稿では、RFIDシステムで利用されるRFIDタグのICに焦点を当てる。

http://www.atmarkit.co.jp/frfid/special/fram2/fram01.html

ITpro: 企業間のICタグ・データ交換をスムーズにする標準「EPCIS」が成立

 無線ICタグの国際標準化団体であるEPCグローバルは4月16日、ICタグ・データを企業間でスムーズにやり取りするためのインタフェース「EPCIS」を批准したと発表した。EPCISは、ICタグを読み取って発生する業務イベントを格納し、検索できるようにするためのインタフェース。 ICタグから読み取ったデータを企業や部門をまたいで共有し、業務の効率化や精度向上を図ることができる。

 企業間でICタグを使う際には、互いにICタグ・データを共有して初めて利益が生まれる。EPCISの規格が決まったことで、各業界が、それぞれ業務モデルに応じたデータ交換のための規格をようやく作り始められる。業界横断のICタグ導入モデルの推進を後押ししそうだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070417/268547/?ST=rfid

ITpro: 第1回 多数のスマートシェルフを1台のリーダーで実現

マイティカードは、最大約3000枚のアンテナを1台のリーダーで制御できる米ビュー・テクノロジのICタグシステム「TrueVUE RFID Platform」を、2006年末に出荷した。棚に多数のアンテナを取り付けて運用するスマートシェルフを安価に構築できるという。スマートシェルフだけでなく入出荷検品用のリーダーアンテナなどもあわせて制御し、サプライチェーン上の物の流れを一括管理する機能を備える。

 スマートシェルフは、陳列棚に多数のアンテナを取り付けたもので、顧客が棚の商品を手に取ったときに商品情報を提供したり、棚ごとの在庫をリアルタイムに把握したりするのに使う。TrueVUE RFID Platformを使えば、このスマートシェルフを安価に構築できるという。欧米では「複数の大手小売業者がDVDやジーンズ、薬品などを対象にテスト導入した実績がある」(マイティカード・プロダクト企画部部長の徳永克也氏)。ICタグの周波数はUHF帯がターゲットである。
http://www2.blogger.com/img/gl.link.gif
本記事は日経RFIDテクノロジ2006年12月号の記事を基に再編集したものです。コメントを掲載している方の所属や肩書きは掲載当時のものです

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070413/268201/?ST=rfid

ITpro: 第2回 位置情報の取得には3種類の手法を使い分け

 2007年4月に山口県美祢(みね)市に新設された刑務所「美祢社会復帰促進センター(以下、促進センター)」。ここでは、無線LANタグを使った位置検知システムで、所内の警備を効率的かつ確実にする。

 無線LANを使って位置情報を検知する手法は、3種類を併用した。今回のシステムでは、保安区域を三つのエリアに分けている。一つは「二次元検知エリア」で、グラウンドやテラスなど広がりのある場所。二つ目は「一次元検知エリア」で、廊下や通路の直線的なスペース。最後が作業場などの部屋で、「信号強度検知エリア」と呼ぶ。促進センターのシステムでは、それぞれのエリアの特性に応じて手法を使い分けた。

 二次元検知エリアでは、無線LANアンテナを6カ所程度設置し、三辺測量により平面上の位置を特定する。これに対して、一次元検知エリアには直線上に二つの無線LANアンテナを設置する。直線の廊下などでは幅方向の情報にはあまり意味がないため、長さ方向の位置だけを検知する仕組みである。一方、作業場などの閉じた空間では、その中の個人の位置まで特定する必要がないと判断した。「その部屋にいる」ことが分かれば保安上の要件を満たせるため、一つの無線LANアンテナを使って信号強度により「いる」か「いない」かを把握する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070413/268200/?ST=rfid

ITpro: 日本通運、ICタグで引越し作業を“見える化”する実験をシスコと実施

 日本通運は、引越し作業の見える化を狙って、実際の引越サービスの中で荷物と作業員に無線ICタグを張り付ける実証実験を5月4日に行う。新宿三井ビル(東京都新宿区)から東京ミッドタウン(東京都港区)へ引越しするネットワーク機器ベンダーのシスコと共同で実験する。搬送する段ボール箱などにICタグを張り付け、ゲート型アンテナで入出庫を検知する事例は国内初となる。

 あらかじめ取り決めておいた荷物の搬出/搬入時間の予定時刻と、ICタグで検知した時刻(実績値)を比較することで、作業員の人数などが妥当だったかを評価する。荷物ごとにICタグを張り付けることで、荷物の「数」だけの管理から個体レベルの追跡が可能になる。

 利用するICタグは、UHF帯を利用するGen 2対応製品。引越し対象の箱に張り付けるICタグや作業員が身に付けるICタグを合わせて約600枚を利用する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070425/269587/?ST=rfid

http://www.lnews.jp/2007/04/23062.html

ITpro: 第2回 何百枚ものアンテナを時分割で動かす

 TrueVUE RFID Platformのルーターとスイッチは、アンテナの切り替えスイッチとして動作する。1台のルーターに直接、複数のアンテナをつないだ最小構成の場合で仕組みを見てみる(図2)。リーダーは、米シンボル・テクノロジズや米エイリアン・テクノロジなどの市販の製品を利用する。リーダーとルーター間をイーサネット(無線LANなども可能)とアンテナケーブルでつなぐ。ルーターはネットワーク経由で管理ソフトによって制御され、この管理ソフトがすべてのアンテナで読み取ったデータを受け取る。

本記事は日経RFIDテクノロジ2006年12月号の記事を基に再編集したものです。コメントを掲載している方の所属や肩書きは掲載当時のものです

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070413/268202/?ST=rfid