ITpro: 第2回 約2万冊を消費者に販売、プライバシ対策は検討中
出版業界では、日本出版インフラセンターが大量流通および責任販売制の効率化実験を行う。過去の実証実験の結果から「責任販売制」、「客注品追跡」、「古紙パルプ化」の三つを、実用化直前の最終テーマとして掲げ、合計10万冊程度にICタグを埋め込む計画である。書籍の印刷から古紙パルプ化までのライフサイクルの中で、ICタグの活用場面を検証する。
発売したばかりの初版本などは、売れ残りを書店が出版社に返品可能な「委託販売制」で販売される。しかし出版社には、40%近い返品が業績に重くのしかかっている。こうした商慣習の変革のため、書店が書籍を買い取って販売する「責任販売制」が始まっているが、書店から返本されたときに委託販売と責任販売の書籍を区別するのが難しかった。実証実験では書籍の背表紙に日立製作所の「響タグ」を埋め込み、責任販売制の書籍の識別や販売条件の管理などの仕組みを作る。ICタグ付きの書籍は2万冊程度を実際に流通させ、消費者に販売する。そのためのプライバシ対策は検討中である。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070226/263300/
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