2007年2月20日火曜日

ITpro: 図書の自動貸し出し機や自動倉庫でサービス向上

 浜松市立図書館は2006年10月1日、バーコードを使った現行の蔵書管理システムを、無線ICタグベースのシステムに切り替えた。全図書 200万冊にICタグを張り付け、自動貸し出し機や自動倉庫を導入することで、利用者の利便性を向上させる。総投資額は約10億円である。図書館のICタグ導入事例としては、国内最大規模となる。

 今回のICタグシステム導入のきっかけは2005年7月、旧浜松市に周辺11市町村が編入合併され、新「浜松市」が誕生したことだった。旧12市町村のうち、9市町村にコンピュータシステムが導入されていたが、図書に張り付けているバーコードのコード体系が、8システムで重複していた。同じ番号を、最大8冊に割り当てている可能性があった。市町村合併後は、市内の異なる図書館間で利用者が貸し借りできるようにするうえでも、コード体系を全施設で統一する必要があった。コード体系を変更する図書館のバーコードは張り替えなければならない。

 バーコードの張り替えには大きなコストがかかる。しかし同じバーコードに張り替えるのなら、提供できるサービスは従来と変わらない。「サービス向上を目指し、ICタグ導入を決断した」(浜松市立中央図書館の辰巳なお子館長)という。ICタグシールの単価は112円(写真1)。200万冊分を7年リースで導入し、総コストは2億7000万円である。そのほかの機器やソフトウエアは、6年リースで約7億円。総額で約10億円となった。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070209/261586/

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