ITpro: 第1回 レンタル衣装にクリーニングに耐えるICタグ採用 在庫管理の精度と効率を向上
ウエディング関連衣装のレンタルを手がけるアクア・グラツィエは2006年3月、ウエディングドレスや着物、メンズスーツなど約4000着にICタグを取り付け、その使用状況を管理するシステムを本格導入した。それまで煩雑な手作業で手間がかかっていた在庫管理業務を効率化し、正確性を向上させた。ICタグはクリーニングに耐える製品を採用した。導入費用は約3000万円である。
アクア・グラツィエが扱うレンタル衣装は、動きが激しい商品である。レンタルや修理、クリーニングなどの理由で頻繁に店舗を出入りする。店舗間で商品を融通し合うことも多い。大き目のサイズなどはレンタルの頻度が低いので、複数の店舗で持ち合うことがある。地方間の流行の違いにより、特定のスタイルの商品をまるごと移すこともある。ある地方でははやらない商品を、はやっている地方の店舗に移すのである。
アクア・グラツィエはこうしたレンタル衣装の在庫管理を、台帳ベースの手作業で行っていた。創業5年で店舗数は13店(うち直営店は6店)にまで拡大し、在庫管理の煩雑さは増す一方だった。「修理やクリーニングに出している商品の所在が分からなくなって、探し回ることもあった」(アクア・グラツィエの三浦めぐみ代表取締役)。毎月実施している棚卸しの際にも、大きな手間がかかっていた。衣装の目立たないところに縫い付けているID番号を、一つずつ目視で読み取る必要があった。
本記事は日経RFIDテクノロジ2006年10月号の記事を基に再編集したものです。コメントを掲載している方の所属や肩書きは掲載当時のものです
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070126/259806/
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